社会情勢を見据えての自己スキルアップが有効な時代

セレブレイン代表取締役社長 高城幸司さんに聞く「20代の方へメッセージ」  

  リクルートで新規事業の立ちあげをしながら、6年間トップセールスマンだった高城幸司氏は現在、経営、人事コンサルおよび人材サーチを行うビジネスコンサル会社を経営する代表取締役だ。近年の仕事への意識やスキルを考えるとよいか、自身のキャリア形成時代キャリアとは、資格とは話を聞いた。

■フリーターやニートといった若者の社会現象についてどう感じますか?
A:学校を出てから、社会にでる若者たちの多くが、将来に不安を持っている人が多いと感じている。
なぜなら、学生時代にキャリア教育等もなされていないし、学校と社会があまりに分断されているからだろうと思う。また企業に入っても企業の人材教育が完全とはいえないのが現状だ。人事の分野の仕事は大別すると「
人を採用すること」、「育成する」ことに分かれると思うが、現実的には真に大切な「人材育成」の方はおろそかになっているのが多くの企業の実態ではないだろうか。

■ 資格は武器だと思いますか?
A:例えば、公認会計士の資格があるから就職できるということではないのは明白だ。資格は入り口だということ
を理解しなければならない。一番大切なことは、資格が仕事にどれくらい生きるかという見極めと企業や組織社
会がどいうったことを求めているかを冷静に知り行動することだ。例えば現在勤務している会社で会計の能力、
ポジションが求められている、そこで会計の資格を取得する、というのは有効な行動パターンだろう。

■リクルートのトップ営業マンとして実績をあげてきた経験から、20代の方へメッセージを!
A:はじめから大きなことではなく、小さくても良いから、成功体験を積み上げることが必要だ。小さい仕事だろうとも仕事はつながっているもの。目の前のチャンスを逃さずに自分の糧としてゆくことでその積み上げが、まとまった成果となる。また、どんな時に自分が幸せを感じるかということを把握しておくこと、その瞬間を身に感じておくことだ。例えば、「売り上げが上がった」時がうれしいということをひとつ取ってみても、よく分析すれば、“契約が取れて帰社した時の仲間の笑顔を見るのが嬉しい”のかもしれない。その瞬間を自己に刻み込んでおくことだ。それが自分の成功体験となってゆく。
 さらに、自分のモデルとなる人を見つけるのも有効だ。自分もああなりたいな、という人を見つけ、仕事でも何でもまねからはじめるといい。それで、自分のベースができる。ベースができれば、上へのステップを目指すことが可能になる。
 そういったことを自分の中に、今の仕事に結果を出せるために必要な行動パターンを確立しておくことだ。
つまり、若い時は自分の中に、結果を出せるために必要な行動パターンを確立しておくことが良いのではないか。そして、別途に「将来のための勉強の時間を確保する」ということだ。つまり自己投資の時間を意識的につくり勉強すること。前向きなテーマを自分で持って、そのために勉強する。スキルアップには絶対に必要なことだ。

■ これから有効な分野はどのようなものだとお感じになりますか?
A:これからは、企業は内部統制する時代だと思う。その意味で、組織を保全してゆくノウハウ関連の資格がよいだろうと思う。
 具体的な例をあげると、商法が改正になり上場企業は内部とが外部の監査法人の監査が必須となったが、公認会計士の数が絶対的に少ない。今現在、企業は綱渡り状態である。そこで、会計関連の人材がいますぐにでも、必要になっている。そういうことで時代をみることは必要だ。 また、社会がますます変化し複雑化している傾向を見ると、かなりの専門知識を有する分野の人材を社内に抱えるべきでないほうが良いかと思う。

 内部で育てるコストもそうだが、専門性が高いとその人材のキャリアプランを社内で抱えるのはかなり難しいこととなってくる。例えば会計職とか編集スキルなどは外部のプロに委託するほうが効率的だということが今後ますます出てくるのではないか。スキルアップも、社会情勢や自分の置かれた立場を分析理解した上で、挑戦することが必要だろう。 (以上・インタビュー)


たかぎこうじ=プロフィール
1964生まれ株式会社セレブレイン代表取締役社長、86年同志社大学文学部卒業後、リクルートに入社。 営業マン関連・マネージメント関連の著書多数。 「仮説力が営業を変える」がビッグコミックの原作にも使われ、本人がマンガで登場した。営業関連は日経ネットの連載を始め、講談社、ダイヤモンド、PHP出版他数多くの出版社で書籍を執筆。累計50万部を超える。特に『営業マンは心理学者』は10万部。  現在は成長企業の人事戦略を支援するコンサルティング会社の社長として株式公開の支援を行っている。

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このページは、Study.jp 学びタイムズ < eラーニング Labo >が2007年11月 1日 12:05に書いたブログ記事です。

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