たかが校正、されど校正 出版物の運命を握る校正技能検定

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出版物の誤りをチェック 経験を積めばフリーで活躍も可

 何気なく読んでいる本や雑誌。誤字・脱字もなく綺麗に綴られている文章や写真が続くが、実を言うとこの裏で多くの校正者達が活躍している。校正とは著者の原稿を出版物としてレイアウト・印刷する過程の中で、文章やレイアウトが原稿で指定された内容と食い違う「間違い」がないかどうかチェックする作業の事。されど校正、たかが校正。表立った仕事ではないが、実際はせっかくの新刊を台無しにしないため出版物の運命を握る大切な仕事だ。地道にコツコツとした作業を続ける集中力が必要とされるし、多種多様な出版物に対応するためには専門の校正技術が必要とされる。

 そんな校正技術を一定水準身につけていることを証明してくれるのが、日本エディタースクールが主催する校正技能検定だ。4級と3級があり、それぞれ縦組・横組の実技試験と,校正・編集・製作に関する知識や漢字表記について問う学科試験がある。一口に間違いのチェックと言ってもなかなか奥が深く、本や文章の種類によってその校正技術は様々だ。誤字脱字は勿論、漢字やひらがなの使い分けの統一や記号や文字の書式に間違えがないかどうかも含めて細かい注意力が必要とされる。

 基本的に文章の内容に関する事は著者が中心で、校正者は文中の固有名詞/具体名詞(例えば場所名、歴史上の人物名、専門用語など)に事実と違うところはないかなどを見るくらいだが、内容に明らかに矛盾が生じているなど場合によっては「校閲」といった内容に関する間違いをチェックすることもある。場合によっては著者を精神的に支え、「編集者」とあまり境がないような仕事をすることもあるから、校正の専門職のみならず、編集者やライターなど出版業界での他の仕事に従事するきっかけとなることもあるようだ。

 ある程度の技術が身に付けばフリーで在宅の仕事をする事も可能なので、女性が結婚・出産後も続けられる技能としても人気が高い。昼間会社勤務している人は副業として行なうことも可能だ。出版業界にいる人は編集アルバイトなどを通して自然と校正の技術が身に付いたりもするが、一から勉強をする人、もしくは改めて専門的な技術を勉強し直したい人は、日本エディタースクールの夜間コースや通信教育での校正コースを受講してから検定試験を受験すると良いだろう。ちなみに次の4級の校正技能検定試験は2008年1月13日で、10月30日から申込を開始、12月28日まで受け付けている。

<第120回校正技能検定(四級)試験概要>
試験日時:2008年1月13日(日)
申込期間:2007年10月30日〜12月28日
会場: 法政大学外濠校舎(東京都千代田区)
受験料:8,400円(税込み)
詳細・問い合わせ:日本エディタースクール TEL:03—3263—5891

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このページは、marikandaが2007年10月29日 22:58に書いたブログ記事です。

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