ネットワークセキュリティ市場の2011年予測は?

セキュリティ検査・監査サービス市場 570億円(2006年比345.5%)
電子メールセキュリティアプライアンス市場 300億円(2006年比447.8%)

 マーケティング&コンサルテーションの富士キメラ総研(中央区・社長 表 良吉)は、ネットワークセキュリティビジネスの国内市場を調査分析し、その将来を予測した。
 ネットワークセキュリティビジネスは、高度化、複雑化する新たなセキュリティリスクに対応するかたちで進
展・進化し市場を拡大してきた。ネットワークセキュリティビジネスが本格的に立ち上がってから既に10年以上
経過しているため、市場が成熟期へと移行してきているツールやサービス分野もでてきている。そのような分野では、機能統合、ツール間連携を促進し、多様なセキュリティリスクにワンストップのソリューションとして対応で
きる点を切り口に需要の掘り起こしを進めている。

 セキュリティリスクに対する対策は外部脅威への対策から、情報漏洩対策、日本版SOX法への対応へとシフトするに伴い内部セキュリティ強化の必要性が高まってきている。またセキュリティ対策は個別の対応から全社的な対応へと変化しており、今後は事業継続管理(BCM)を含めあらゆるセキュリティ対策を包括的に実現する、全社的なリスク管理への取組“ERM(enterprise risk management)”へと発展していくとみられる。

<注目市場>
セキュリティ検査・監査サービス
2006年度 165億円  →  2011年度予測 570億円(伸長率345.5%)
ネットワーク環境に対して、セキュリティ状態をスポットまたは定期的に検査し、改善策をレポーティングする
サービスで、運用センターや検査ツールを利用したリモート検査によるサービスと直接ユーザーの事業所内で検査・監査を行うオンサイトサービスがある。検査サービスパターンは、ツールによるケースとエンジニアの目視(手作業)によるケース、更にはツールと手作業の組み合わせなどがある。
ビジネスシーンにおいてネットワーク環境が当然となり、そこでやり取りする情報量は飛躍的に増大し、かつ情
報の質も機密性の高い内容のものが取り扱われるようになっている。インターネットインフラにおけるオープン環境の拡充は利便性が高まる反面、高度なセキュリティ環境も要求されるため、常にネットワークに対する脅威を考慮した対応を行う必要がある。

 当初、大手企業中心に市場拡大してきたものの、最近では業種・規模を問わずセキュリティ検査を受ける企業が増加している。ユーザーの裾野拡大は、サービスメニューの多様化・多角化を促している。データベース検査・診断サービスなどは新たなラインアップとして2006年ごろより提供されている。日本版SOX法を見越したIT全般統制の気運が高まっており、それに対応したセキュリティ検査・診断サービスも登場している。

 サービスベンダは、ここ数年増加しており、更に自社における経験やノウハウを活かすなどして異業種から参入するケースもある。また、個別ニーズを吸収しつつ中堅・中小企業をターゲットとしたサービスも立ち上がっており、インターネットにおける複数のセキュリティ検査サービスの提供がますます進むとみられる。
 

 <調査対象>ネットワークセキュリティサービス 13品目
ネットワークセキュリティ製品 23品目
SI企業 29社
ネットワークセキュリティ提供事業者 メーカー/ベンダ 11社
<調査期間>
2007年6月~8月
<調査方法>専門調査員による調査対象・関連企業に対してのヒアリング取材及び社内データベースの活用による調査・分析

富士キメラ総研

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このブログ記事について

このページは、Study.jp 学びタイムズ < eラーニング Labo >が2007年8月31日 01:08に書いたブログ記事です。

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