「セカンドライフ」は未熟なメタバース?知っている人約6割

『セカンドライフは空っぽの洞窟』? 未成熟なメタバース(仮想空間)に熱狂する企業 
 ブログ連動のオンラインリサーチなどを手がけるアイシェア社(横浜市・千葉春彦社長)はパソコン上のオンライン3D仮想世界「セカンドライフ」について、先ごろ意識調査を行った。


 注目を集めるセカンドライフについての関心、セカンドライフを知るきっかけ、導入タイミング、また今後のこれらメタバースへの参加意識などについての調査結果をまとめた。
 今回の調査により、現状セカンドライフは、「テレビ・雑誌」での話題先行の色が強く出ており、3D仮想世界への関心は高いものの、「参加には興味がない」と答えが返ってくる「ねじれ」が起きていることが見えた。

 これは1996年に書かれたクリフォード・ストール著の「インターネットはからっぽの洞窟」のように、ブームの落とし穴に警笛するような疑問を感じているユーザが多いと思われる」としている。
  調査項目は以下のようである。
* 「セカンドライフを知っている=63.9%」実利用者との遭遇は平均3%と少ない。
* セカンドライフを知るきっかけは「テレビ・雑誌」が「ネット」を超えて高い。
* 利用者の気持ち「何をすればよいかわからない」が54.2%と高い。
* 未利用者の興味・関心は「仮想空間」「ビジネス」「サービスの体験」に集まる。
* 今は興味ないものの、今後への期待値は65%を超える。

*セカンドライフをこれから始める? 
「今は興味を持っていない」 が76.4%。
今回のサンプルでは、セカンドライフ利用経験者は3.8%。それ以外の人に今後始める予定は?という質疑において、現状では「興味がない(76.4%)」に意見が集中する結果となった。これが現実的な数と読める。
 それは、セカンドライフ参加への弊害として感じている「周りにやっている人がいない」が20.3%、
「パソコンに高いスペック(能力)が必要そうだから」が17.4%「始め方がわからない」15.3%と続いたことから、完全に興味がないわけではなく情報が整理・整備されていない現状が浮き彫り。

* セカンドライフは空っぽの洞窟?
 体験者にとってセカンドライフはどう映ったのか?参考アンケートの結果では、「何をすれば良いかわからない」「動作が重い」がどちらも過半数を超えた。始めた理由も、「話題になっているから」72.7%「新しいことだから」59.1%と続く。
 話題先行のセカンドライフで思い出されるのは、1996年に書かれたクリフォード・ストール著の「インターネットはからっぽの洞窟」。これと同じように、ネットブームがセカンドライフブームとしてユーザを冷静にさせているのかもしれない。
 それは、未体験者の関心が「仮想都市・世界」「ビジネス」「サービス体験」の3D化へ興味が高く、十分に面白いと思えるものの「興味がない」回答につながっている、と同社では分析している。現状の企業によるマーケティング先行がユーザへの疑いを持たせているからと思われる、としている。
 (調査は2007年7月、CLUB BBQ会員限定のWEB調査、回答者は585人で男女比:男性 51.3% 女性 48.7%)

SecondLife- :米、リンデンラボ社が運営するオンラインバーチャル世界のメタバース。アメリカを中心に各国で提供しユーザ数は700万人を超える3D化された仮想空間(メタバース)。ユーザの活動がほぼ自由であり、制作物の著作・所有権が認められるなどの特徴がある。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://news.study.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/238

コメントする

このブログ記事について

このページは、Study.jp 学びタイムズ < eラーニング Labo >が2007年7月31日 20:27に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「パパの育児参加を応援! 子供といっしょに絵本をつくろう!」です。

次のブログ記事は「6月度の失業率は低下、景気の動向は油断できぬが、、、」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。