キャリアを磨きたい君に

若者たちにステップアップの方法を 

キャリアエンカレッジ 高畠一郎氏

 現在、フリーターやニートといた若者増加が問題となっている。その1つに「自分が何になりたいのか」「何を勉強したいのか」「どう生きたいのか」のかわからない若者達と一緒になって向き合って考える場所がないということが上げられる。
 今日の高等教育では、キャリア教育は大きな意味合いを持っていると考えられるようになった。この社会状況の中でキャリア教育の成功は、学校の成功にも繋がると考えられ始めたからだ。様々な職種の中でどの職種が学生に合うか的確に分析し、将来学生がその職場でいかに役立つのか現在多くの学校で検討・実行されるようになってきた。
 
  10年ほど前から、18歳の人口も減少し、それに伴い大学などが学生確保に動き始めた。入学者確保をするために新しい学部・学科を設置し、入試方法も多様化させ、ノートパソコンの配布や学校設備などを整えることで学生確保に力を入れた。そして、就職支援に力を入れる大学は、入学者にとって魅力的なものとなった。「就職支援強化校への入学=就職確定」と考えられ、就職支援をしたくても学生の意識の質が低く十分な教育ができないという悪循環が生まれた。大学都合の学生確保に伴った短期的な就職支援対策では効果は上がらず、大学生の就職率56%、入社3年目までの退職率30%という結果となった。
 大学の「就職課」は、「キャリアセンター」と名前を変え、大学1、2年生の早期の就職対策に取組み始めた。小手先の「就職対策」ではなく「キャリア=生き方、あり方」を意識した就職支援に変わり始めた。就職率を上げるために目先の指導をするだけでは、就職3年目での離職率がますます増えてしまう。
 今後のキャリア教育は、「自分がどうありたいのか」「どうなりたいのか」を見つめ直し、そのためにはどのような学生生活を送るのか(自己発見、自己理解、社会・企業への理解)を考えさせる。その次のステップとして、「そのためには何をするか」将来に向けての行動、疑似体験など実践の場を作る。見直し、実践を踏まえた上で、就職へのアプローチを支援することが必要となる。支援をするに当たってのポイントとしては、

①学校として自校の「キャリア教育」の方向性を定める「学内の意思統一」 ②入学から卒業までの一貫した「キャリアプログラム」 ③小手先のアウトソーシングではなく、責任を明確にする「学校と外部の連携」が重要となる。

 また、単に「就職」だけではなく、学生の「将来」という視点での「対人理解」「関係構築」「チーム形成」「自立性」などを身に付けさせることもキャリア教育について重要なこととなる。  以上 
 

((c)現代教育新聞編集部 インタビューより)

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このページは、Study.jp 学びタイムズ < eラーニング Labo >が2006年6月28日 23:14に書いたブログ記事です。

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