小学校で理科の指導助手導入を検討

加速する「理科ばなれ」に歯止めをかける

文部科学省

 文部科学省は、小学校理科の実験や教材作りでの指導助手の導入を検討している。

 近年の児童生徒の数学や理科の国際比較調査結果でも見られるように、算数・数学や理科の得点自体は国際的に上位にあるものの、勉強への積極性や楽しさという点で、日本の小中学生の意識は、かなり低いと言わざるを得ない。また、最近の経済産業省等の調査では、教育学系統の学生の約6割が高校時代に物理を未履修、履修者の中でも「物理が好き」との回答は17%に留まるという結果で、「理科嫌い」の教師により「理科嫌い」の子どもが再生産されているのではないかという懸念も指摘されている。

 こうした現状を踏まえ、文部科学省では、平成14年度より、「科学技術・理科大好きプラン」を開始。「科学技術離れ」「理科離れ」に歯止めをかけ、科学好き、理科好きな児童生徒を増やし、将来の科学技術の創造を枯渇させない試みを続けてきた。実際、国立教育政策研究所、独立行政法人科学技術振興機構が行った「科学への学習意欲に関する実態調査」(平成17年4月)によれば、このプランの一環である「理科大好きスクール」および「スーパーサイエンスハイスクール」事業の指定校として、より具体的で活動的な理科学習への取組みを行ってきた学校の児童生徒は、こうした取組みを実施していない学校の児童生徒より、「科学者や技術者の話を聞いてみたい」「学校で学習するより理科をもっと詳しく学習したい」あるいは「大人になって理科に関係する仕事をするかもしれない」という意識で高いという結果も。これらの成果を生かし、今回の導入を積極的に検討しているものと思われる。

 文部科学省科学技術・学術政策局基盤政策課によれば、平成19年度からの導入を目指し、今年6月までに具体的なプランを固める予定という。

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このページは、Study.jp 学びタイムズ < eラーニング Labo >が2006年6月28日 23:01に書いたブログ記事です。

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