日本版デュアルシステム事業

学びながら働く高校生
木曜日は企業実習 将来のスペシャリストを育てたい

茨城県立日立工業高等学校

 高い失業率、無業者、フリーターの増加など、若者を取り巻く現下の雇用情勢は厳しく、若者の持つ可能性を生かす機会がない状況が社会的な問題になっている。

 このような状況の中、文部科学省は、企業での実習と学校での授業など教育を組み合わせることで将来のスペシャリストを育てる実務・教育連結型育成システム「日本版デュアルシステム」を導入。この事業の推進に日立地域と茨城県立日立工業高校が選ばれ、今年度から本格的な活動が行なわれている。

 同校のデュアルシステム事業は、生徒の職業観・勤労観の育成、実践的技術・技能の向上を目的として、年間を通じて2年生19名が毎週木曜日に受け入れ先15の企業に通い企業実習を行なっている。

 生徒たちには、疲れも見えるが、慣れない企業実習ではあるが充実した心地よい疲れが感じられるようだ。また、企業では、「学校では勉強できない体験ができるのだから、積極的に育てていこう」と企業側も意欲満々。

 授業の一貫と位置付けられる「企業実習」は、6単位が取得できることになっている。この授業の成績は、企業が学校の指定した項目にチェックを入れたもの評価表や教員が企業訪問で生徒の様子を伺い学校が成績をつけるようになっている。

 このデュアルシステム事業は、同校の生徒・地域も意欲的であり、他の地域からの問合せも多い。今後、若者達の職業知識や技術・技能を身につけることが期待されている。
※ 日本版デュアルシステムとは、厚生労働省と文部科学省が連携し、若年者を対象とした新しい職業訓練制度。企業における実習訓練とこれに密接に関連した教育訓練機関における座学を並行的に実施し、若年者を一人前の職業人を育てる「働きながら学ぶ、学びながら働く」新たな人材育成システム。

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このページは、Study.jp 学びタイムズ < eラーニング Labo >が2005年6月28日 19:01に書いたブログ記事です。

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